「PPM」マーケティング戦略の方向性を決めよう

花形商品や問題児?PPMの経営理論

複数の事業を行っている企業において、限られた軍事資金をどの様に配分するかは、非常に重要なポイントです。
業績が高い商品に投資を行うのか、それとも今後の将来的な部分を見越して、新しい事業に軍資金を分配するのか、その配分の決め方が、将来に繋がると言えるでしょう。
こうした軍資金の分配をどの様に行うのか決めるべく、経営理論として確立したのが、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント、通称、PPMマーケティング戦略です。

このPPMでは、市場成長率と市場占有率のそれぞれの高低によって、商品が現状どこの状態にあるのかを把握し、今後投資するべきかどうかを考える経営理論になります。
市場成長率と市場占有率がどちらも高い商品のことを“花形商品”、反対に、市場成長率と市場占有率、どちらも低い商品を“負け犬”と、それぞれの状態に合わせて名前をつけているのが特徴です。
また、市場成長率が高いものの、市場占有率が低い商品を“問題児”、反対に、市場成長率が低く、市場占有率が高い商品のことを、“金のなる木”と呼びます。

花形商品の場合は、売上利益を多く獲得し、現状安定して需要がある商品であるものの、競合他社が多いこともあり、油断をすると何が起るかわかりません。
継続して資金を投入する必要があるタイプとして知られています。

負け犬に関しては、その名の通り、今すぐにでも撤退するべき事業、今後の成長も全く見込めず、売り上げ所かマイナスになる可能性が有る事業のことです。
そのまま投資を続けても、マイナスに一途を辿る可能性が高いと言えるでしょう。

また、金のなる木は、市場の成長率は決して高く無い物の、安定した需要、安定した売り上げ利益を確保できる商品としてこの名がつけられています。
その時々によっても異なりますが、基本的には資金の追加をせずとも、安定して商品が売れますので、余程将来的に競合他者が出ない限り、継続して必要以上の投資をする必要がありません。

そして、問題児の場合、成長率が高く、占有率が低い商品で、今後の展開次第では、花形商品にも、負け犬にも転がる可能性を秘めています。
扱い方1つで大成功にも大失敗にも終わりますので、成長の為の投資のタイミング、投資方法を考えないといけないでしょう。

PPMに合わせた戦略を立てる

それぞれのPPMの状態、現状を把握できたら、それぞれに合わせた戦略を立てていきます。
戦略としては、現状維持をする維持戦略、撤退の方向に進む撤退戦略、投資をせずにキャッシュフロー獲得を狙う収穫戦略、成長を見込んで投資を行う拡大戦略の4つが挙げられるでしょう。
現状の状況に合わせてこうした戦略を用いることで、事業の今後の展望を望めるのが、PPMならではの考え方です。

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