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「PEST分析」自社戦略を外部要因から分析しよう

マクロ環境分析を行う、PEST分析

ビジネスシーンを始め、日常生活においても、政治経済、社会や技術に関する部分は、大きな影響を及ぼしています。
ビジネスシーンにおいては特に、こうした部分がマーケティングにも多大なる影響を及ぼしますので、日頃から分析を行い、マーケティング方法の見直しなどを行う事が大切です。

そんな重要なマーケティングフレームワークの1つが、PEST分析になります。
政治、経済、社会、技術のそれぞれの頭文字を取って並べたのが、PEST分析ですが、このPEST分析を丁寧に行う事で、マクロ環境を把握し、外部環境が自社に与える影響を踏まえて、フレームワークを行なえるでしょう。

例えば商品を販売する際に、その商品の販売が停止するような法律を決められないかどうかを考えるのが、Pの部分です。
商品そのものがどんなに良くとも、商品が販売できなくなるような事態に陥っては一大事であり、そもそも商品企画の段階で、その点をチェックしておく必要があるでしょう。

また、Eの部分である経済に関しては、商品を販売する際の最低基準を満たしているかどうか、経済事情に合わせて価格を変動させる必要が有るかどうかなど、金利面に主に影響を与えます。
例えば、今までは1杯200円で販売していたコーヒーを、カカオ豆の販売価格高騰などがおきた際、300円で販売せざるを得なくなるような事態に陥って居ないかどうか、経済を通じて判断する必要があるのです。

次に、Sの部分である社会に関してですが、こちらは社会的に商品の価値はどの程度の物なのか等、社会を通じて商品をチェックする物になります。
洋服におけるトレンドが正にこちらが影響しやすく、1年前までは大流行で需要に溢れていた物が、時代の流れと共に全く売れなくなるというような事態に陥る事が珍しくありません。
社会の流れ、流行等に合わせて変えさせる必要が有るかどうかを、判断する必要があるでしょう。

そして、Tの部分である技術面です。
商品開発の際に技術面で何らかの影響を及ぼすことが無いかどうか等を判断する点が、こちらになります。
例えば商品企画の際に、大量生産したい商品があるとして、実際にその技術を取り入れる事が出来るのかどうか、そもそもその商品を作り出す技術があるのかどうかなど、現実的に考えて判断する必要があるでしょう。
このように、それぞれ4つの環境を分析することが、PEST分析の基本です。

PEST分析を活用して時代に則ったビジネスを

時代は移りゆく物で、時代と共に、商品に関する需要も移り変わる物です。
洗濯の際に洗濯板では無く洗濯機に変わったように、時代の流れに合わせた商品展開をしていくことが、ビジネスにおいて必要不可欠と言えるでしょう。
こうした環境を敏感にキャッチする事が、PEST分析における目的として知られています。