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コンビニスイーツの歴史と動向

コーヒー菓子

パティスリー顔負け

以前は、コンビニというと、スーパーの24時間版であり品ぞろえとしてもオリジナリティーはそこまでありませんでした。
ところが、PB商品を出すようになり、オリジナル商品の開発に力を入れるようになってから、品ぞろえは独特のものになってきているのです。

注目するべきは、やはりスイーツでしょう。
かなりのオリジナル商品が出回っていますが、何も独自だというだけではありません。
かなりの完成度になってきており、パティスリー顔負けの味になっているのですから驚きでしょう。

本当に進化が早く、気がつくと新製品が並んでいるのもコンビニスイーツの特徴です。
特に新作は火曜日に並ぶことが多いので、チェックしてみるのもいいでしょう。

火付け役になったプレミアムロールケーキの誕生

2006年あたりから競争が増えてきたコンビニスイーツですが、ここまで発展したのは2009年にローソンが開発販売したプレミアムロールケーキからでした。
独自の製法で作られたロールケーキは、それまでの常識である外側を見せるのではなく、横に倒して中心に生クリームが詰めてあるのです。
このビジュアルの訴求の仕方の違いから、大ヒットになって行きました。

こうしたコンビニスイーツは、男性をターゲットにした部分もあります。
女性は定価販売に近いコンビニよりも、スーパーなどを好みます。
男性の場合には、甘いものを買いにパティスリーに行ったりするのはちょっとはばかれたりするため、ついで買いできるコンビニで手に取ってしまうのです。
こうした記事まで生まれてきたのですから驚きでしょう。
>>NIKKEI STYLE

もともと女性をターゲットにして顧客層を広げる戦略だったのでした。
ところが、結果として潜在的な顧客だったスイーツ男子という人たちを発掘したのです。
これが大ヒットにつながっていったのですから、瓢箪から駒だったともいえます。

洋菓子業界を脅かす存在に

現在のコンビニスイーツは、かなりの拡大傾向にあるといえるでしょう。
開発速度も加速しており、驚くべき商品も登場してきています。
競争が激化してきている成長市場ともなり、各社のレベルも急速に上がってきているといえるでしょう。

すでに完成されているものも多く、一般のパティスリーよりもおいしいとされるものもたくさん出てきました。
業界的に脅威に感じているのも、下記のような記事に表れています。
>>PATISSIENT(パティシエント)

もともと競争する相手ではなかったものの、今では最も洋菓子業界を脅かす存在となったといっていいでしょう。
焼き菓子であるドーナッツも投入し、大きな話題となりました。
しかし、コンビニに求めている方向との齟齬もあり、あまり大ヒットにはつながらなかったのです。
それでも、コンビニスイーツの競争は激化する一方なのであり、一度は手に取って食べてみる価値のある商品へと成長しているといえるでしょう。