ビジネスモデルを分解する、ビジネスモデルキャンパス
ビジネスモデルを9つの要素に分類し、それぞれの分野から1つの事柄を考え、相互がどの様に関わり合っているのか、今後の対策を練る、今後のビジネスプランを練っていく考え方が、ビジネスモデルキャンパスになります。
ビジネスモデルキャンパスでは、どんな物でも強制的に9つの分野に分けてしまい、それぞれの要素を視覚的に捉え、ビジネスプランを練っていくことが出来るのです。
9つの分野は、KP(キーパートナー)、CS(コスト構造)、KR(キーリソース)、KA(キーアクティビティ)、VP(提供価値)、CS(顧客セグメント)、CH(チャネル)、CR(顧客との関係性)、RSS(収益の流れ)になります。
これら9つの分野をそれぞれリストで沸け、それぞれビジネスモデルに分類し、対策を考えて行くのです。
ビジネスモデルキャンパスを作る際には、自社に近い要素を左側、顧客や市場に近い要素を右側というように、片側にまとめると、リストをわかりやすく作れます。
KP、KA、KR、VP、CSに関しては自社に近い要素、その他に関しては顧客側の要素になりますので、リストを作成する際に、上手に分類すると良いでしょう。
リスト作成はわかりやすく簡潔に
ビジネスモデルキャンパスを作成する際には、ついつい色々なことを書いてしまいがちですが、リスト作成をする際には端的に、出来るだけ簡潔に記入する事が大切です。
商品に合わせて端的に記入をする事で、様々なビジネスモデルキャンパスを作る事が出来るでしょう。
例えば美容サプリメントを販売するという場合、KPはドラッグストアやネットショップ<CSは20~30代の女性というように、それぞれのリストを埋めていきます。
埋める順番としては、提供価値、顧客セグメント、キーアクティビティの3つで、そこから更に他の部分を埋めていくと良いでしょう。
それぞれの部分を埋めていくことで、商品そのものの特製を始め、商品のメリットデメリットを客観的に見つめ、マーケティングスタイルを変えていくことが出来るのです。
各種企業で行われるフレームワークの1つとして、非常に重宝されています。
全ての項目を埋めた後は、最後にお金の流れを可視化する事が大切です。
それぞれの項目を比較して、コスト製造とチャネル、収益の流れ等をチェックし、売り上げ利益がどの程度になるか見込みを立てることが出来ます。
理想的な売り上げ利益を生み出さないという場合は、それぞれの部分に足りない物が無いかどうか、モデルケースそのものを見直すことが重要です。
ビジネスモデルキャンパスはそれぞれの商品を企画段階から見つめ直すことも出来ると共に、現状有るビジネスモデルを、より深く考えるきっかけに繋げられると言えるでしょう。